出会いこそ人生の宝探し

育児のこと、不妊治療のこと、スティーブンス・ジョンソン症候群という病気のこと、日々のことetc...備忘録兼ねたブログです。

スティーブンス・ジョンソン症候群~ステロイド減量スケジュール~

スティーブンス・ジョンソン症候群と診断され、私の入院生活は2か月半に及びました。

 

今回は入院中のステロイドの減量スケジュールについて書き留めておこうと思います。

 

身動きがとれず体がつらかったのも最初の2週間ほど。

その後は体力はかなり落ちていたものの、自覚症状としてはかなり元気だったし、

3歳になる息子もいたため早く退院したい気持ちでいっぱいでした。

 

ネットでたくさんの方のステロイド治療の減量スケジュールについて読みました。

たくさんの方の情報は参考になるものの、やはり病気も身体も千差万別。

誰かの情報がぴったり当てはまるという事はありません。

 

私の場合、途中まで妊婦だった事に加え、SJSの影響で、肝機能の数値が高く黄疸もでていたため、ネット上の情報よりもステロイドの減量のスピードはかなりゆっくりでした。

 

【私のステロイド減量スケジュール(入院中)】

 

1日目  プレドニン50mg/日点滴+5日間のIVIG療法(20g/日)

4日目  プレドニン70㎎/日(2日間)

6日目  ソル・メドロール500mg/日(ステロイドセミパルス3日間)

9日目  プレドニン50mg/日(1週間)

17日目 プレドニン40mg(点滴から内服/2週間)

31日目 プレドニン35mg(2週間)

45日目 プレドニン30mg(2週間)

59日目 プレドニン27.5mg(2週間)

73日目 プレドニン25mg

77日目 25mg5日目で退院

 

入院期間は11月中旬から1月末でした。

 

お正月までには帰れるかなー、主人の誕生日(1月中旬)までには…と思っていましたが、ステロイドの長期&大量摂取のため感染症にかかりやすいという事で、

なかなか退院はさせてもらえませんでした。

 

私のかかった病院ではできれば20mgまで下げてからの退院をさせたかったみたいですが、1/2に早産で誕生した息子の成長が順調で、その息子の退院できる日に合わせて私の退院もちょっと無理して早めてもらいました。

 

息子の誕生・退院がなければさらに1か月は入院していたかもしれないと思うと、早産ではありましたが息子に感謝です。

 

今後も外来は続き、ゆっくりゆっくりステロイドを減量していく予定です。 

KLCホルモン注射通院

今回はホルモン注射で通院した周期について書きたいと思います。

 

KLCの体外受精は、「自然周期」・「低刺激周期」が特徴です。

自然妊娠と同じ“毎月1個の卵“の成長を大切に考え、自然排卵(月経)のタイミングに合わせた治療をしています。

 

不妊治療と聞くと、ホルモンをに大量に投与し卵子をたくさん育てるといったイメージもあると思いますが、KLCはあまりお薬やホルモン注射に頼らず、身体の自然な力に合わせて治療していきましょうという方針です。

365日年中無休でやっているからこそできる事だなと思います。

自然周期・低刺激周期で治療することで、立て続けに治療に挑戦できるというメリットもあると思います。

 

なかなか2人目を授かれず、3回目の挑戦の時に先生に、

「2回やって結果が出なかった。もっと積極的な治療(ホルモン治療)はないのか。」

と言ったところ、その時の先生は、

「もし、ホルモン治療で卵をたくさん作りたいなら転院してください。」

と言われました…

 

悩みました。

 

転院するといってもどこを選べばいいのか、また検査を一からやり直すのか…考えただけで気が遠くなりそうでした。

結局3回目もKLCで挑戦しましたが結果は胚盤胞まで育たず…。

 

いつまで続けようと長い暗いトンネルの中にいるような気持ちで、

4回目の挑戦D3でKLCに行くと、ホルモン注射を勧められました。

 

前回の先生には転院を勧められたのに…という気持ちがありましたが、転院の手間を考えればとホルモン治療をやることにしました。

  

 【ホルモン注射通院スケジュール】

 

D3  ホルモン注射を勧められる。

D8  注射のみ。

D10 注射のみ。

D12 採血・内診・診察

   (卵胞もまだ成長しておらず、ホルモン値も低いため追加でホルモン注射)

D14 注射のみ。

D16 採血・内診・診察
   (卵胞もまだ成長しておらず、ホルモン値も低いため追加でホルモン注射)

D18 注射のみ。

D20 内診・診察で卵胞6つ確認 

D22 採卵日

D23 受精確認

D29 凍結確認

 

注射のみの日は、受付から15分~30分くらいで呼ばれ、肩に筋肉注射をして終わりだったので楽でした。

 

私の場合、普段から生理の周期が30日~40日と人よりも長く不順であること、そのためホルモンの数値が上がるのも28日周期で生理が来ている人に比べると遅いため通院・注射の数は多いと思います。

 

この周期はほぼ息子連れで通っていました。

注射のみの日はまだ良かったんですが、診察や内診もある日は本当に大変でした。

 

ホルモンの副作用なのかボーっとしたり、ムカムカしたり…

 

一番大変だったのは自分の感情がコントロールできなくなったことです。

私は普段あまり感情の起伏がないタイプで息子に対してもヒステリーで怒るという事はほとんどありませんでした。

でも、このホルモン治療の間はちょっとしたことで怒りの沸点に達してしまい、息子のイヤイヤ期というのも重なって最悪の状態でした。

 

基本的には楽観主義でポジティブ思考な私ですが、このホルモン治療は人生の中でも3本の指に入るくらい心身ともに辛い時期でした。

 

感情がコントロールできないという事の辛さを初めて知りました。

 

ホルモンのせいだから、治療が終われば元の自分に戻れるそう言い聞かせてはいましたが、治療に関してはもう今回で終わりにしようと固く決意できるほど、私にとっては大変な治療でした。 

 

この治療で、今までは採れても1つだった卵子がホルモン注射で6つ採れました。

ホルモン注射のすごさに驚きました。

そして、6つ中3つが胚盤胞まで成長してくれ、2回目の移植で妊娠に至ることができました。

 

他のクリニックではこのホルモン治療を毎回やっている人もいるんだと思うと、私には絶対無理だと思いました。

 

KLCではどの段階でこの治療を勧めるのかよくわかりません。

 

3回目にもう少し積極的な治療をと言って転院を勧められましたが、もしその時にホルモン治療に進んでいたら、1周期分のお金が浮いたんじゃないか…とも思いましたが、結局そのことについて聞くことはしませんでした。

 

自然周期・低刺激での治療が特徴のKLCでもホルモン注射の治療をやっていること、

そのスケジュールが少しでも誰かの参考になれば…

 

 

2人目不妊治療~KLC子連れ通院~

今回は2人目の治療でKLCに通院した時について書き留めておこうと思います。

 

1人目は1回目の挑戦で授かることができたため、

2人目も同じようにすぐに妊娠できると思っていましたが、

採卵4回、移植2回目でやっと妊娠に至ることができました。

 

1人目の時には仕事との調整とはいえ、

パートタイム勤務であったこと、勤務先に治療の事も伝えてあったので、

その時なりの肩身の狭い思いや初めての治療での不安はあったものの、

比較的恵まれた環境で通院することができたと思います。

 

しかし、2人目の治療は期間が長く結果がなかなかでなかったこと、

子供の預け先がなく子連れで通院しなければならなかったこと、

ホルモン治療で心身ともに限界になったりetc...

1人目とはけた違いの大変さがありました。

 

私はKLCから電車で45分くらいのところに住んでいます。

専業主婦で2人目の治療を始めたのは息子が1歳半くらいの時。

主人は自営業で都内まで1時間半かけて通勤していて、サービス業のため休みは月6回。

私の実家は遠方で、主人の実家の近くに住んではいますが、

治療を始めた当初は義父母が高齢な事、息子が人に預けられるのが慣れていない事もあり、できるだけ自分たちでなんとかしようと思っていました。

 

通院日が主人の休みの日と合えば預けて身軽で行くことができましたが、

そんなのは数回のみでした。

 

一時保育の利用も受診日が決まってからの予約では枠が埋まっていることが当たり前で、だいたいの生理日の予想と、たくさんの方のKLC通院スケジュールのブログなどを参考に保育園の予約を1か月前からとったりもしてみましたが、結局利用できたのは数回でした。当たり前ですが息子は毎回ギャン泣きです。

 

通院の3分の2は子連れで通ったように思います。

 

こんな状況で私たちがどうやって通院していたかを書き留めておこうと思います。

 

主人が休みの日は主人に預け、

一時保育の予約が奇跡的にとれたときは保育園に預け一人で通院していました。

この時期ママっ子だった息子のギャン泣きに後ろ髪をひかれながらの通院でした。

 

どちらも当てはまらず子連れで行かなければならなかった時は、

 

KLCに7時くらいに着くように私が一人で先に家を出発。

主人に9時‐10時くらいに着くように病院に息子と来てもらいバドンタッチ。

主人はそのまま仕事へ。

このバドンタッチまでに診察が終わっている事もあったし、終わっていなければなんとか息子連れで内診や診察をするという感じでした。

 

ラッシュの電車を避ける事、病院での待ち時間が少しでも短く済むようにと、こうして工夫していました。

 

主人が早朝からの仕事でバドンタッチの方法ができない時には、一人で息子を連れ、最悪の時にはラッシュの電車に乗り、受付から診察が終わるまでKLCで息子と過ごしたこともあります。

 

病院での待ち時間は9階のキッズスペースのあるところにいられる時間はまだ良いですが、5階の内診・診察の呼び出しがあってからの待ち時間が鬼門でした。

その時にもよりますが、軽く30分は待たされます。

しかも、子供のスペースは皆無。

子連れのママ達は、お菓子やおもちゃ、タブレット等で動画を見させ子供を黙らせるしかありません。(※ありがたいことにKLCではwi-fiがとんでいて、パスワードが受付にあります。)

診察後に看護師の説明や薬の処方などがある際には、さらに待たされ子連れには大変長い時間に感じます。

 

長い時間に感じるのは子供にとってはなおさらで、うちの息子も泣きわめいてしまうこともありました。

 

不妊専門のクリニックに子連れで来るほうがどうかしているという意見もあると思います。

お金さえ払えばベビーシッターなり、無認可の一時預かりなど選択肢がないわけではありません。

ただ、私たちは体外受精自体が高額であり託児にまでお金をかけられない事、息子が人に預けられるのに慣れていない事から、子連れで通院するしかありませんでした。

 

この子のためにも兄弟を…という気持ちもありましたが、

ただ純粋に私は2人目が欲しかった。

 

でも、そのために今いる息子に大きな負担をかけているのは事実でした。

本当なら公園や児童館でお友達と遊びたいのに、

朝から混んでる電車に乗せられ、狭いキッズスペースしかない病院に連れていかれ、しまいには遊ぶ場所のない待合(5階)で静かに待たなければならない…

 

自分の気持ちを息子に押し付けて、無理やりそれに付き合わせて、それが何度も結果に結びつかない日々が続いて、何をしているんだろうと自問自答の日々でした。

 

待合時間に泣き止まない息子と一緒に涙が止まらなかったこともあります。

 

まだ見ぬ新しい命への期待と希望を胸に治療に臨み、落胆する…

それを何度も繰り返すことは私たち家族にとってとても辛く、大変なことでした。

1人目が1度の治療で授かっていたため、同じことをじていてなぜ授かれないのか…

挑戦し続ければ授かれるのか…でも、それはあと何回なのか。

 

1人目の治療時よりも、2人目の治療の時のほうが子連れで通院している人が格段に増えていると思いました。

ただでさえ色んな負担がかかるこの体外受精

でも、そこにあるのは単純にわが子に会いたいという純粋な女性たちの思い。

そんな女性たちが少しでもストレスなく通院できるような病院であったり、子連れ通院への理解ある環境が整えばいいなと思います。

 

妊娠26週(7か月)でスティーブンス・ジョンソン症候群~発症編~

スティーブンス・ジョンソン症候群という病名を聞いたことがありますか?

私は妊娠26週(7ケ月)でこの病にかかりました。

 

初めて聞いた病名で、

何度聞いてもスティーブ・ジョブズとしか覚えられませんでした(笑)

 

今回は私がどんな経緯でこの病にかかったかを記しておきたいと思います。

 

この病気を簡単に説明すると、

高熱や倦怠感を伴い、全身に紅斑や水泡が出る病気です。

原因としては、

薬疹といって薬の内服や注射をすることで発疹が起こるということが多いそうですが、

それ以外にも、マイコプラズマ感染や一部のウィルス感染に伴い発症することもあるそうです。

年間人口100万あたり、約3.1人の発症率で原因もはっきりわかっていないことから、難病に指定されています。

 

 

スティーブンス・ジョンソン症候群(以下SJS)と診断を受けるまでの症状】

 

私はもとから婦人科系が弱く、免疫が下がると、だいたいカンジダになります。

 

今回も陰部の違和感と腰の痛みがあり、またカンジダになったかなーくらいの気持ちで産婦人科を受診しました。

 

その時は何の関係もない症状だと思っていましたが、この1週間前くらいに首に小さいしこりがありリンパが腫れている感じがありました。

また、この日の朝、左目に小さな出来物ができていました。

 

そんな症状の中、産婦人科を受診。

先生に診てもらうとカンジダではないとのこと。

単純ヘルペス腎盂炎を疑われましたが、まだそんなに症状が出てないので軟膏を塗って様子を見ましょうと言われ帰宅。

 

その数時間後に39℃以上の発熱。

病院に連絡すると、念のため来てくださいと言われ行くと、そのまま入院。

 

ヘルペスでもなく、尿検査でも多少の濁りはあるものの腎盂炎では無さそうで、血液検査の炎症反応もそこまで高くない。

 

原因がわからず抗生物質を点滴され、熱は下がらずで、入院3日目の朝起きると、全身に紅斑が・・・

 

入院していたのは産婦人科の個人病院だったため、救急車で近くの大学病院への搬送されました。

 

大学病院に着くと、皮膚科・眼科・産科…とにかくたくさんの先生方が代わる代わるやってきて、血液の検査や組織の検査をされ、写真をバシバシ撮られ…

 

SJSは薬疹であることが多いため、何度も何か最近薬を飲まなかったかと聞かれましたが、私は妊婦だったので葛根湯と葉酸サプリしか飲んでいませんでした。

 

意識はありましたが、高熱が続いていたため朦朧としている中、主人が駆けつけ先生たちに言われたのがSJSという病名でした。

 

私はその頃には左目の視界が半分くらいになっており、自分を取り巻く状態がよくわからず、そのまま集中治療室に運ばれました。

 

薬疹であることが多いSJSですが、前述の通り私の場合は薬を服用していませんでした。

 

今思えば、首のリンパの腫れ・目の出来物という症状から何らかの感染症にかかっていたこと+産婦人科での抗生物質の点滴も加わって症状が激化したのでは…と思います。

 

何はともあれ、診断が下されたことによって治療が始まりました。

と同時に長い長い入院生活の始まりでもありました… 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

KLC子連れ通院~キッズスペースについて~

今回はKLCのキッズスペースについて。


私が子連れでKLCに通院していたのは2016年4月~2017年6月です。


KLC卒業間近に今までとても狭かったキッズスペースが広くなっていました。
そのキッズスペースを利用する事はなかったので、
チラ見しただけの情報なので、あまり参考にならないかもしれません…あしからず。


と、その前に私がKLC子連れ通院していた時の状況について…

私の通院時は9階の待合フロアの一角に2畳ほどのスペースがあり、
TVでアンパンマンが流れているというスペースのみでした。

また、ガラスの仕切りはあるものの、扉があるわけでもなく、天井は普通の待合フロアとつながっている状態(説明が難しい…)で、

子供の声は子連れ以外の待合フロアに筒抜けの状態でした。

 

 

【現在の状況(チラ見しただけですが…)】


卒業時に見かけた新しいキッズスペースは同じく9階フロアの奥のほうに新設されており、かなり広々としているように見えました。


また、多少のおもちゃ?遊具?もあったように思います。TVもありました。


ただ、前回同様、普通の待合フロアとはつながっていて、

多少の仕切りはあったように思いますが、声が筒抜け状態なのは変わりなさそうでした。

子供が大泣きしたり、愚図りで大声を上げしまったりする際には、
外に出る等しなければならないのは変わらないかもしれません。

せっかく新設するなら、せめて扉をつけて独立した部屋にして、声が少しでももれないようにしてくれたらよかったのに…と思わずにはいられません。

私が子連れで通院していた際にも、子供が大きい声で泣いたり、キッズスペースでお友達ができて騒いでいると、受付のお姉さんに一度外に出るように促されていた人を見たこともあります。 

 

もちろん、不妊治療専門のクリニックです。

子連れで来るほうがマナー違反と言われればそうかもしれません。

 

でも、現実的に子供の預け先がなくやむを得ず連れてくるしかない状況のお母さんはたくさんいます。

生理3日目に来てくださいと言われ、生理がきて、それから3日後に預けられる一時預かりの保育園なんて私はみつけられませんでした。

無認可の保育園やベビーシッター等の手段もあったとは思いますが、金銭的にも無理がありましたし、うちの場合は知らない人や場所に預けられる事に慣れていないということもありました。

 

少しでも子連れで行かなくてすむように、

たくさんのKLC通院ブログを参考に通院スケージュールとにらめっこし、

生理が来る日をだいたいの目星をつけて(私の場合生理の周期も不順でした)、

1か月前から一時預かり保育園の利用を予約して、

そのために1週間慣らし保育をしたりもしました。

 

私は1人目からKLCに通っていたので、KLCに通院されてる方にはそれぞれ色んな事情があって、思いがあるのはとってもよくわかります。

子連れの人を見ると良い気持ちがしない人がいても責める気持ちもありません。

 

だからこそ、病院側の配慮が欲しいと思いました。

 

技術力では日本でもトップレベルのKLC。

患者さんの気持ちに配慮が欠けていても患者さんが途絶えることはないんだと思います。

 

1人目の通院時に比べ、2人目の通院時には明らかに子連れの方が多くなったと思います。

これだけ体外受精の認知度が広まり、きっと他のクリニックの技術力も上がってくる中で、子連れでの患者さんと1人目希望の患者さん、両方が少しでもストレスなく通院できる環境を提供できるクリニックはどんどん増えてくるはずです。

 

わが子を望むご夫婦に一つでも多くの選択肢がどんどん増えるといいなと思います。

 

 

KLC凍結胚盤胞移植スケジュールまとめ

私がKLCの通院で一番お世話になったネットでの情報は通院スケジュールのブログだったと思います。

(KLCにたどり着くまでの経緯は前回ブログを参照)

 

1人目の時は仕事との調整、

2人目の時には一時保育や主人の仕事の調整等々、

生理の周期などそれぞれ状況は違うかと思いますが、

私の通院スケジュールが少しでも参考になれば&どれくらい通ったのかの備忘録も含めてご紹介。

 

※一人目の時は数年前になるので割愛。

 

私の場合、生理の周期がはっきりしておらず、人よりは長めの周期で35日~40日くらいだと思います。

そのため、ホルモン値が上がるまで、卵胞が確認できるまでに人よりも多くホルモン値チェック等で通う回数が多かったと思います。

 

※第2子の通院を始めたのは2016年4月~2017年6月です。

※今回のまとめは通院日に特化して記録。

 

【1回目】

D3 (生理三日目)問診、血液・尿検査

D15 受付→採血→内診→診察で卵胞確認

D17 採卵(空胞で卵子採れず)

 

 

【2回目】

D5 採血→診察

(本来ならD3の来院を勧められていますが、こちらのスケジュールの関係でD5でもとりあえず来てくださいと言われ来院)

D14 採血→診察(ホルモン値上がらずまた明後日にチェック)

D16 採血→診察(ホルモン値は上がらず。卵胞は確認できた。また明日チェック)

D17 採血→診察(ホルモン値上がっているため明後日採卵決定)

D19 採卵。(採れた卵子は1つ。卵子が成熟しきってないため夕方まで様子見て成熟したら顕微授精)
D20 電話で受精確認。

D26 凍結確認の電話→分裂失敗で凍結に至らず

 

 

【3回目】

D4 採血→診察(本来ならD3に来院がベスト)

D13 採血→診察(ホルモン値上がらず)

D16 採血→診察(ホルモン値上がってるので明後日採卵決定)

D18 採卵日(成熟卵が1つ)

D19 受精確認の電話。無事に受精を確認。

D25 凍結確認の電話→今回も凍結に至らず。

 

 

【4回目(採卵)】

D3 採血→診察

(ホルモン注射治療を勧められる。下垂体からの指令が弱いため直接刺激したほうがいいとの先生の判断)
D8 初ホルモン注射。

D10 ホルモン注射2回目。

D12 採血→診察。卵胞まだ育たず、ホルモン値も低いため追加で注射。

D14 ホルモン注射のみですぐ終了。

D16 採血、診察、内診。卵胞まだ小さく追加でホルモン注射。

D18 ホルモン注射。

D20 採血→内診→診察。明後日採卵決定。確認できた卵胞は6つ。

D22 採卵日。4つが成熟卵、2つが未成熟卵。

D23 受精確認電話→3つが無事に受精卵。

D29 凍結確認電話→無事に3つ凍結。

 

 

【4回目(移植)】

D15 採血→内診→診察。ホルモン値悪くない。水腫で卵胞確認できず。

D18 採血→内診→診察。

D22 採血→内診→診察。ホルモン値上がった。

D24 移植日。ホルモン値チェック→移植決定。12時半まで自由時間。培養士からの話があって2時半に移植。内膜は7ミリ。

D31 着床に至らず。

 

【5回目(移植)】

D3 レトロゾールを処方してもらい、移植スケジュール開始。

D12 ホルモン値チェック。

D15 採血→内診→診察→看護師の話。卵胞も育っていて1週間後に移植決定。

D20 ホルモン値チェック。黄体ホルモン低く補充の膣剤。

D22 移植日。無事に移植決定。内膜は10ミリ。

D30 無事に着床。

9日後、胎嚢確認。2週間後、心拍確認。さらに2週間後来院で順調に育っていることを確認できKLC卒業。

 

 

お仕事や上のお子さんがいると、受付から会計までどれくらい時間がかかるのか気になりますよね。

 

採血は受付後にすぐ終わりますが、

2017年11月から完全予約制になったものの、内診、診察に呼ばれるまでには軽く1時間は待たされます。

診察後に看護師さんからの薬のお話や採卵・移植についての説明がある場合はさらに30分以上は待たされます。

会計もその日によりますが30分は待つでしょうか。

 

直前に決まる通院や採卵のスケジュールにご自身・ご主人の仕事、上のお子さんの預け先等の調整は仕方ないとはいえとても大変なことでした。

 

私の場合1人目の時は勤め先には事情を説明してあったので、

ある程度は融通をきかせてくれました。

 

2人目の時は預け先、子連れ通院が本当に大変で何度もくじけそうになりました。

(子連れ通院についてのブログも書けたらと思います)

 

1人目の時に比べ年々、不妊治療・体外受精についての認知度や理解が広がっているように思います。

助成金等の制度もありますが、まだまだ金銭的・精神的・身体的にも負担の大きい治療であることに変わりはありません。

 

赤ちゃんを望む1組でも多くのご夫婦の選択肢の一つとして、もう少し挑戦しやすい世の中になるといいなと思います。

 

 

 

 

 

不妊治療(体外受精)をはじめるまでの経緯

体外受精を考えている方なら誰でも一度は耳にするクリニックKLC

今回はそこに通うまでの経緯をまとめてみました。

 

10代のころから、不正出血が多く、生理ではない時もナプキンが必要な状態でした。

 

20代前半で受けた診断は卵管水腫。

まだ結婚や出産を控えているわけではなかったので、ピルを飲むという治療しか無く、ピルも飲んだり飲まなかったりという時期を数年過ごしました。

 

これらの不正出血や卵管水腫は、10歳の時に盲腸を悪化させ、腹膜炎をおこし手術をした時に癒着などが激しかったようで、それも原因の一つではないかと言われていました。

それだけではなく、元から婦人科系の機能が弱いというのもあると思います。

 

ストレスが重なると、下腹部が痛くなり水腫が腫れたり、一度は骨盤内炎症性疾患というのにかかり入院したこともあります。

免疫が下がるといつもきまってカンジダになっていました。

 

 

そんな20代を過ごし、26歳で結婚。

27歳の時に不妊治療スタート。

 

友人からKLCの話を聞き、迷わずそこに行きました。

 

普通の夫婦であればKLCにたどり着くまでにも、

夫婦間の考え方やステップアップのタイミング等の壁があるかと思いますが、

私の場合、この時には卵管が両方塞がっており、自然に妊娠するのは難しいだろうと思い、回り道をせずに体外に進むことを決断しました。

 

KLCで告げられたのは、

「まずは卵管摘出手術をしてから来てください。」

すぐに、治療を始められると思っていたのに出鼻をくじかれました。

 

それでもそう言われれば仕方ないと思い、

卵管水腫の検査等をしていた大学病院に行き手術の希望を伝えると、

なんと3か月待ち…

 

腹腔鏡による手術が終わり、生理が順調に3回来たところで、やっとKLCを受診することができました。

 

 

私の場合は20代のころから自然妊娠が人よりも難しいとわかっていたこともあり、

不妊治療に対する抵抗感はありませんでした。

 

それでも、どこかで自然にできたらいーなーという思いは少なからずあり、

ピルの服用をやめてタイミングでチャレンジしてみたり、

布ナプキンをつかってみたり、気功をやってみたりしました。

 

主人も私の身体のことを理解したうえでの結婚だったため、

体外受精という治療を受けるには恵まれた環境だったと思います。

 

ひと昔前なら授かれなかった命。

今のこの時代に生まれてきたからこそ授かれた命。

賛否両論ある体外受精だとは思いますが、私は母親になりたかった。

授かれるかもしれない医療技術があるのにチャレンジせずに後悔だけはしたくありませんでした。

 

数十年後に、もしかしたら体外受精で生まれてきた子供たちに何かしらの疾患や問題がが出てこないとは限りません。

 

「それでも、私はあなた達に会いたかった。母親になりたかった。ありがとう。」

と伝えたいです。