出会いこそ人生の宝探し

育児のこと、不妊治療のこと、スティーブンス・ジョンソン症候群という病気のこと、日々のことetc...備忘録兼ねたブログです。

妊娠26週(7か月)でスティーブンス・ジョンソン症候群~発症編~

スティーブンス・ジョンソン症候群という病名を聞いたことがありますか?

私は妊娠26週(7ケ月)でこの病にかかりました。

 

初めて聞いた病名で、

何度聞いてもスティーブ・ジョブズとしか覚えられませんでした(笑)

 

今回は私がどんな経緯でこの病にかかったかを記しておきたいと思います。

 

この病気を簡単に説明すると、

高熱や倦怠感を伴い、全身に紅斑や水泡が出る病気です。

原因としては、

薬疹といって薬の内服や注射をすることで発疹が起こるということが多いそうですが、

それ以外にも、マイコプラズマ感染や一部のウィルス感染に伴い発症することもあるそうです。

年間人口100万あたり、約3.1人の発症率で原因もはっきりわかっていないことから、難病に指定されています。

 

 

スティーブンス・ジョンソン症候群(以下SJS)と診断を受けるまでの症状】

 

私はもとから婦人科系が弱く、免疫が下がると、だいたいカンジダになります。

 

今回も陰部の違和感と腰の痛みがあり、またカンジダになったかなーくらいの気持ちで産婦人科を受診しました。

 

その時は何の関係もない症状だと思っていましたが、この1週間前くらいに首に小さいしこりがありリンパが腫れている感じがありました。

また、この日の朝、左目に小さな出来物ができていました。

 

そんな症状の中、産婦人科を受診。

先生に診てもらうとカンジダではないとのこと。

単純ヘルペス腎盂炎を疑われましたが、まだそんなに症状が出てないので軟膏を塗って様子を見ましょうと言われ帰宅。

 

その数時間後に39℃以上の発熱。

病院に連絡すると、念のため来てくださいと言われ行くと、そのまま入院。

 

ヘルペスでもなく、尿検査でも多少の濁りはあるものの腎盂炎では無さそうで、血液検査の炎症反応もそこまで高くない。

 

原因がわからず抗生物質を点滴され、熱は下がらずで、入院3日目の朝起きると、全身に紅斑が・・・

 

入院していたのは産婦人科の個人病院だったため、救急車で近くの大学病院への搬送されました。

 

大学病院に着くと、皮膚科・眼科・産科…とにかくたくさんの先生方が代わる代わるやってきて、血液の検査や組織の検査をされ、写真をバシバシ撮られ…

 

SJSは薬疹であることが多いため、何度も何か最近薬を飲まなかったかと聞かれましたが、私は妊婦だったので葛根湯と葉酸サプリしか飲んでいませんでした。

 

意識はありましたが、高熱が続いていたため朦朧としている中、主人が駆けつけ先生たちに言われたのがSJSという病名でした。

 

私はその頃には左目の視界が半分くらいになっており、自分を取り巻く状態がよくわからず、そのまま集中治療室に運ばれました。

 

薬疹であることが多いSJSですが、前述の通り私の場合は薬を服用していませんでした。

 

今思えば、首のリンパの腫れ・目の出来物という症状から何らかの感染症にかかっていたこと+産婦人科での抗生物質の点滴も加わって症状が激化したのでは…と思います。

 

何はともあれ、診断が下されたことによって治療が始まりました。

と同時に長い長い入院生活の始まりでもありました…